Tokyo Document Recovery Assistance Force
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2014年1月31日金曜日

東京文書救援隊事業終了のご挨拶

東京文書救援隊は2011年3 月に起こった東日本大震災で被災した文書や写真資料等を救済・復旧するために、同年6月に発足、活動を始めたボランティアグループです。メンバーは東京地区の図書館やアーカイブズの館員や資料の保存修復を業とする企業や個人です。独自に開発した救済・復旧システム(以下、東文救システム)を基礎とし、現地あるいは他の地域で、救済・復旧作業を実施する団体・組織に対し、システムに必要な資材と、それを使いこなすためのスキル・トレーニングを提供する--これが隊の趣旨でした。

当初、まずは1年間の支援活動を、と考えました。自分達の体力、資力を見極める必要がありましたし、かつ私どもの支援策が被災地域等での復旧ニーズに合致するかどうかも十分にはわからなかったからです。ただただ、図書館・アーカイブズ等での資料保存に関わってきた人間として、東日本大震災津波の被災地域の復旧にいかほどでも寄与したい気持ちから、「歩きながら考える」「走りながら方策を練る」方針で支援事業を開始いたしました。

幸い、多くの方々と団体からご支援いただき、私どもの体制・体力にも見通しができました。また、何よりも肝心なこととして私どもに被災地等からの強い要請が寄せられました。当隊発足後1年の時点で、私どもが支援させていただいた文書救済・復旧作業が継続している箇所も幾つかございました。そういう状況でしたので、発足1年後に事業の延長を判断し、昨年11月までの2年半、活動を続けて参りました。

しかし、この間に状況は変化し、救済・復旧の事業は様々に継続していますが、私どもが主導して支援すべき状況ではなくなったと判断し、当隊の活動を終了することにいたしました。

ここに、この2年半の間、当隊にご支援を寄せられました方がた、諸団体の皆さま、また私どもに支援を要請され、一緒に取り組んで下さいました被災文書救済の関係者の皆さま方に、心からの深謝を申し上げ、事業終了をご報告いたします。

東文救システムについては、すでに当方のブログで繰り返し説明させていただきました。概略は、水に濡れ、泥をかぶり、あるいはカビが発生した文書等を、水を使わないドライ・クリーニングと水使用のウエット・クリーニング、そして独特の乾燥・フラットニング技術により、文書等を再度、使用・閲覧可能にする仕組みです。この仕組みは、これまで世界で工夫されてきた水害等で被災した文書等の救済方法を参考としつつ、誰でもが素早く習得できる一連の技術としてシステム化し、被災資料に効果的、効率的に処置を施すことができる大量保存システムとして考案したものです。また作業者の安全・健康を最大限に留意いたしました。そのうえで考案しました仕組みは、全体として見た場合、世界でも最高レベルの被災文書クリーニング・システムと自負しております。

このシステムについて、宮城歴史資料保全ネットワークの天野真志氏は「(東文救システムは)解体から洗浄、乾燥、製本にいたる一連の過程を1つのラインで実施することで各工程の分業化を実現した。そのため、一定のスペースと人員確保が可能であれば、短期間で大量の被災資料を洗浄することができる。また、洗浄過程で直接資料を触れることなく処置できるため、洗浄にともなう資料の破損リスクを軽減することができる。必要器材が比較的安価であり、かつ身近な生活品などで代用が可能であることから、専門的な設備を要さずとも洗浄処置を施すことのできるシステムとして注目されている。」と評価して下さっています。(『古文書研究』第75号、2013、p51.)

また大船渡市社会福祉協議会で被災写真の洗浄・救済を陣頭指揮された金野聡子さん(紙本保存修復士)は東文救システムを最初に導入された方ですが、「フローティング・ボード法(ウエット・クリーニングの手法)を初めて使ってみたのですが、正直な感想は『今までの苦労はなんだったの?』でございました。史料を傷める事なく綺麗にアクエリアス・トリートメントが行えます。」「エア・ストリーム乾燥(段ボールと扇風機を使って洗浄後の紙を乾燥する方法)にいたっても『この厚手の紙質の賞状がこんなに早くフラットニングできるなんて・・・今までなんだったの?』という事で、ドライからフラットニングまでの流れに無駄が無く本当に素晴らしいシステムです。」(同氏ブログ、2011年7月分より)と驚きとともに評価して下さいました。

天野真志氏は、当隊の活動全体についても「(東文救システムが)被災資料を救済するための実践的な技術であることの意味は大きく、そのことが作業従事者の拡大とそれにともなう大量復旧の実現につながっている。東京文書救援隊という活動は、保存・修復系分野による新たな歴史資料保全の活動形態として、注目される・・・」と書き加えて下さっています。(同上、p53.)

当システムの全体ではなくそのうちのドライ・クリーニングのみを使用されてきた機関・団体も多くあります。またこの装置は簡便なものですので、同方式を参考に自前で器材を用意して文書クリーニングを進められている機関もあります。東文救システムを活用された機関・団体等につきましては、下掲の一覧表をご覧下さい。当隊以外で、自前で組み立てて使用されている機関等があることも付加しておきます。

今次の大災害により被災した文書等に対し、東文救システムはまだまだ活用される場面が多いと考えています。また、今後の洪水等による被災資料の救済・復旧においても有用な手段として活用していただけるものと考えています。その趣旨から、当隊のブログをいつでも、誰でも、アクセスできるように保存することにいたしました。必要とされる方がたのご活用と、被災資料の性格に合わせた改良をいただければ幸いです。東文救システムは、前述のように、今回の東日本大震災で被災した文書資料復旧に特定したものです。すなわち、海水に浸り被災現場に放置され、水溶性のインク等のほとんどが流れたこと、海水の塩分が含まれていること、その間のカビの発生が顕著なこと等々です。このため洪水被災したが、現場からの救い出しが早めに行われた資料などに適用するさいには、それに合わせた改良を必要とするでしょう。システムを活用される方はぜひ、その活動や改良点を広くお知らせいただくことも希望いたします。

なお、当システムは海外でも注目されています。第15回東南アジア図書館人会議(2012年、インドネシア)に出席した安江明夫(東文救代表)は「防災計画:図書館のmust」と題する講演を行い、なかで東京文書救援隊の活動とシステムを紹介しましたが、聴衆に大きな関心を呼び起こました。また木部徹(事務局長)は英文の国際図書館連盟保存コアプログラム編集 International Preservation News(第59-60号、2013)に掲載された「津波で被災した文書の大量処置作業をコンサバターがアシストする」(Mass Treatment Recovery for Tsunami Damaged Document by Local People Assisted by Conservators)と題するレポートで当隊の活動とシステムを紹介し、高い評価を得ています。

このような事情に鑑み、本年(2014年)4月末の完成を目処に、東文救システムを説明する邦文とともに、英文版システムガイドラインを用意し、世界中からアクセスできるようにいたします。なお、必要資材については、そのほとんどが身の回り、あるいはネットショップから入手可能ですが、一部の資材は一般には入手が難しく、特定の業者のみで取り扱っているものもあります。これらも含めて資材と入手先の一覧を作り、これも4月末にご案内いたします。

最後に財政報告に関連して以下を付加します。活動資金約500万円は寄付金・助成金によります。このうち寄付金は32名の方から、助成金は2機関(メセナ事業団りんりん基金)から頂戴しました。また、当隊の活動を終了しました昨年(2013年)11月末の時点で、残金となった資金がございました。この残金は、東日本大震災津波で被災した文書等の救済・復旧に懸命な努力を続けておられる宮城歴史資料保全ネットワークに寄付させていただきました。この点につき、ご支援の皆さまのご了解をお願いいたします。

以上を記しまして、当隊活動終了のご挨拶といたします。皆さま、長期に亘り、本当に有難うございました。

2014年1月

東京文書救援隊
代表 安江明夫
事務局長 木部徹















活動報告書
平成23年6月1日~平成26年1月31日
東京文書救援隊

支援機関等 計15か所
年月日
導入先
2011年7月14日大船渡市社会福祉協議会
7月15日東北大学内宮城歴史資料保全ネットワーク(宮城資料ネット)
8月1日群馬県立文書館
8月2日岩手県遠野市遠野文化研究センター
9月5日宮城県石巻市教育委員会
9月12日岩手県宮古市(国立公文書館による被災公文書修復事業支援
11月14日法政大学環境サスティナビリティ研究教育機構(環境サス研)
2012年1月16日宮城県気仙沼市(国立公文書館による被災公文書修復事業支援
2月6日宮城県石巻市(国立公文書館による被災公文書修復事業支援
3月2日宮城県多賀城市教育委員会
5月30日神奈川県立公文書館
10月9日おもいでかえる」(仙台)
10月29日陸前高田被災資料デジタル化プロジェクト(東京総合写真専門学校)
2013年4月23日陸前高田市思い出の品
6月23日写真洗浄ボランティア課外のあらいぐま
この他、国立公文書館による被災公文書修復事業支援で、宮城県陸前高田市、宮城県仙台市、岩手県山田町に東文救システムが導入された。

東文救による発表等 計8件
年月日
講演その他
内容
2011年8月29日大学図書館問題第42回全国大会(開催地:東京)講演
9月13日全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会第263回定例研究会講演・システム実演
10月14日全国図書館大会第11分科会講演・システム実演
10月27~28日全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)群馬大会ポスター展示
11月8日繊維学会紙パルプ部会講演
12月21日奈良文化財研究所保存科学研究集会システム実演・ポスター発表
2012年5月29日東南アジア図書館人会議(インドネシア)講演
2014年1月23日福島大学人文社会群行政政策学類古文書学実習で実演講演・システム実演


展示 計2件
年月
展示場所
2012年3月仙台市博物館「東日本大震災1年 資料レスキュー展」
5月神奈川県立公文書館「陸前高田市被災公文書レスキュー事業」


出版物・メディア掲載 計23件
年月日
記事・論文・報告
2011年6月25日「自治体公文書 大震災で打撃」日本経済新聞
7月15日「被災の手紙など洗浄、大船渡の団体に乾燥用扇風機」日本経済新聞
7月18日「身近な道具で紙を修復」日本経済新聞
9月14日「東日本大震災:津波で汚れた公文書を修復-宮古/岩手」毎日新聞
10月「国立公文書館の動き(平成23年6月~9月)」『アーカイブズ』第45号
12月木部徹 「東京文書救援隊の文書復旧システム-その考え方と技術」 『平成23年度保存科学研究集会 被災文化財のレスキュー-保存科学の果たすべき役割と課題-予稿集』
2012年1月24日「被災文化財を救え」読売新聞
1月中田孝信 「平成23年度全国図書館大会ハイライト 第11分科会 災害と資料保存」 『図書館雑誌』 Vol.106 No.1
2月神奈川県立公文書館だより 第27号
2月高山正也 「被災アーカイブズを救え! - 「悲惨」から「明日への希望」の発見へ」 『アーカイブズ』第46号
3月安江明夫 「蔵書の防災計画:図書館の"must"」 『大学図書館研究』Vol.94
3月木部徹 「東京文書救援隊の文書復旧システム-その考え方と技術」 『全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)会報』 No.91
3月中台綾子 「第263回定例研究会参加記 被災資料の復旧を学ぶ」 『全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)関東部会会報』 No.77
4月岡田昭二 「災害と被災資料の救援活動-群馬県立文書館の取り組み-」 『双文』 Vol.29
4月瀧沢典枝 「宮城県女川町被災公文書の受け入れと応急措置」 『双文』 Vol.29
6月朝倉亮 「被災公文書等修復支援事業について」 『アーカイブズ』 第47号
9月金慶南 「歴史の記録・記憶をどう守るのか-公文書レスキュー」 『持続可能性の危機-地震・津波・原発事故災害に向き合って-』
9月さやマイルズ 「What can I do?」 『Icon News』 Issue 42
9月Emma Fraser 「Rescuing tsunami damaged photographs in Japan」(白岩洋子氏による発表の講演録) 『Icon News』 Issue 42
2013年9月「東日本大震災における”想い出の品”救済について」『大船渡市社会福祉協議会 災害記録集』
6月天野真志 「歴史資料の津波被害と保全対策」 『古文書研究』 第75号
8月木部徹 「Mass Treatment Recovery for Tsunami Damaged Document by Local People Assisted by Conservators」 『International Preservation News』 No.59-60
9月東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 『活動報告書』 平成23年度、平成24年度







初年度収支報告書
平成23年6月1日~平成24年5月31日
東京文書救援隊

(単位 円)
科目
決算
摘要
Ⅰ経常収入の部
1.寄付金収入
個人
法人・団体
2.助成金収入
3.その他
受取利息



1,465,000
1,482,520
1,991,000

243





メセナ事業団  りんりん基金



(経常収入合計)(A)
4,938,763
Ⅱ経常支出の部
1.事業費(活動費)
資材費
旅費交通費
荷造発送費
雑費
2.管理費
事務用品費
通信費
旅費交通費
支払手数料
保険料
租税公課



1,235,044
923,633
20,310
14,860

47,893
80,959
340
8,370
42,000
48







チラシ ポスター 名刺他
電話

振込手数料
ボランティア保険
受取利息税金
(経常支出合計)(B)
2,373,457

当期収支差額 (A)-(B)
2,565,306
次期繰越収支差額
2,565,306



2012~2013年度収支報告書
平成24年6月1日~平成26年1月30日
東京文書救援隊

(単位 円)
科目
決算
摘要
Ⅰ経常収入の部
1.寄付金収入
個人
法人・団体
2.その他
受取利息



20,000
100,000

540









(経常収入合計)(A)
120,540
Ⅱ経常支出の部
1.事業費(活動費)
資材費
旅費交通費
荷造発送費
雑費
2.管理費
外注費
通信費
支払手数料
保険料
租税公課
3.寄付金


833,487
466,926
26,398
6,633

150,000
72,319
5,775
4,200
108
1,120,000







翻訳料
電話
振込手数料
ボランティア保険
受取利息税金
宮城歴史資料保全ネットワーク
(経常支出合計)(B)
2,685,846

前期繰越額
2,565,306
当期収支差額 (A)-(B)
-2,565,306
当期繰越残高
0






<活動のまとめ>



2013年12月2日月曜日

活動終了のお知らせ

東京文書救援隊は2013年11月30日で活動を終了いたしました。2011年6月に活動を開始、2012年5月に終了する予定でしたが、1年間を更新し、さらに半年間の更新を経て、この度ひと区切りいたします。

事業・会計報告につきましては、諸手続が終了次第、本ブログへ掲載いたします。

2年6カ月の活動期間中、皆さま方には多大なご支援とご賛同を頂き、誠に有難うございました。


東京文書救援隊事務局

2013年8月2日金曜日

国際図書館連盟のInternational Preservation News最新号にて、東文救の活動を報告しました




国際図書館連盟(IFLA)資料保存分科会のニューズレター International Preservation News (IPN) の最新号(No59-60, August 2013)が8月1日に刊行されました。今回の特集はFrom Traditional to Digital Written Heritage: An Asian Perspective として、文化遺産や資料の保存について、アジアの視点からまとめられています。

この中で東京文書救援隊事務局長の木部が Mass Treatment Recovery for Tsunami Damaged Document by Local People Assisted by Conservators 「津波で被災した文書の大量処置を、現地の人々にコンサバターがアシスト」として、東文救の活動を報告しています。


記事の見出しは以下の通り。
Mass Treatment Recovery for Tsunami Damaged Document by Local People Assisted by Conservators / Toru Kibe
1. Introduction (はじめに)
2. Unprecedented disaster and damaged document (未曾有の災害と被災資料)
3. Drying within 48 hours of the disaster is recommended, but... (48時間以内に乾燥するよう言われているが…)
4. Rescuing and Air Drying (救出と風乾)
5. Developing Toubunq system (東文救システムの開発)
6. What is “recovery” of document? (文書の「復旧」とは何か?)
7. Supporting the disaster area to aid its recovery (被災地での文書復旧をサポート)
8. Features of Toubunq system (東文救システムの特徴)
9. Treatment procedure (処置方法)
10. Introduction of Toubunq system as employment measures (現地での雇用に東文救システムを導入)
11. Reference (参考文献)





『International Preservation News』 No59-60, August 2013
編集・刊行: IFLA PAC
発行日: 2013年8月1日
下記ページから全文をダウンロードできます。
IFLA PAC|August issue of International Preservation News just released!
http://www.ifla.org/node/7922


2013年7月2日火曜日

写真洗浄ボランティア【課外のあらいぐま】に東文救システムが導入されました

~写真を洗い、思い出を届けよう~
被災地支援・写真洗浄活動「あらいぐま作戦」


東京都武蔵野市で活動する「写真洗浄ボランティア 課外のあらいぐま」に6月23日、東文救システムが導入されました。課外のあらいぐまの活動は、吉祥寺のりす会という団体ではじめた写真洗浄活動「あらいぐま作戦」よりスタートし、その後を引き継いだ光が丘・心のあかりを灯す会を経て現在の活動まで引き継がれています。主に、陸前高田よりお預かりした被災写真を綺麗に洗い、乾かし、ポケットアルバムに入れお返しする活動を展開しています。設立から2年が経過し、現在では、被災地の現地の団体と連携しながら、不定期に「課外活動」という任意の形式で地域のコミュニティセンターで写真のクリーニングとデジタルスキャニング作業を継続しています。

今回の活動は、課外のあらいぐまから支援要請があり、東京文書救援隊スタッフが作業場所を訪問。協議の結果、張り付き剥がれなくなっている写真やカールした写真、また未洗浄写真の処置のために、洗浄、乾燥・フラットニングに必要な資材の提供と東文救システムの設営、スキル・トレーニングが決まりました。

東文救システムの設営とスキル・トレーニングには、白岩洋子氏(紙本・写真修復家)とともに東文救から2名のスタッフを派遣し、洗浄と乾燥方法を実演しました。白岩氏の協力を得て、被害の酷い写真や処置判断に迷うものへのアドバイスとともに、洗浄にフローティングボード法、乾燥・フラットニングにエア・ストリーム乾燥法を適用した一連の工程をボランティアの方々と一緒に行いました。

スタッフの方からは「ドライクリーニングだけでは除去が難しかった砂や汚れがさらに綺麗になり、処置効果が実感できた。もっと早くこのシステムを使えればよかった」というお誉めの言葉をいただきました。

東文救のこの活動は、りんりん基金の支援を受けています。



課外のあらいぐま ボランティアの方々の作業風景。


白岩氏による写真洗浄のデモンストレーション。


乾燥・フラットニングにはエア・ストリーム乾燥法を使用した。


大きくカールした手前が自然乾燥したもの。奥が洗浄後エア・ストリーム乾燥法で乾燥したもの。
自然乾燥したものと比べると波打ちとカーリングが圧倒的に少ない。


2013年5月31日金曜日

活動期間を半年間、延長します


お陰様を持ちまして、東京文書救援隊は2011年6月の活動開始から丸2年となります。この間、皆さま方には多大なご支援とご賛同を頂き、誠に有難うございます。

現在も各方面から東文救システムの導入等に関わる問合せがありますので、活動を半年間延長し、2013年11月末まで継続することにいたしました。なお、本2年度(2012年6月~2013年5月)の事業・会計報告につきましては、2013年12月以降にまとめて掲載いたします。

皆さま方の引き続きのご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。


東京文書救援隊事務局